福徳…愛敬
安置…富岡八幡宮

恵比須神は、富岡八幡宮境内の西側にある恵比須宮に奉祀されています。
エビス神は、イザナギノミコトの第三子にあたる蛭子尊であるといわれ、全国のエビス信仰の中心は兵庫県西宮市の西宮神社です。
一説によるとエビス神は、大国主命の子にあたる事代主命で、釣好きの神であるといわれています。また鯛の故事にちなみヒコホホデミノミコトともいわれます。

エビス神は烏帽子をかぶり、狩衣を着て、右手に釣竿を持ち、左手に鯛を抱き、岩の上に座った姿をしておられます。
最初は、航海安全の神として信仰されてきましたが、のちに商売繁盛の神として、ひろく信仰されるようになりました。
エビス顔といわれるように、笑顔愛敬、和顔愛語の福徳を人に授け、かつ富財の神として、信仰されてきました。また釣り関係の人々の信仰もさかんであります。
一月十日を初えびす、十日戎ともいい、九日を宵戎、十一日を残り戎といって、西宮神社を中心として、関西にさかんであります。

深川七福神の恵比須神がお祀されている富岡八幡宮は、寛永四年(1627年)、当時永代島と呼ばれていた小島に創建されました。
周辺の砂州一帯を埋め立て、社地と居住地を開き、今日の八幡宮境内・深川公園地・富岡町・門前仲町を含む、総じて六万五百八坪の社有地を得ました。
以来隅田川両岸一帯(深川及び現中央区新川・箱崎地区)の氏子を始め、広く世の崇敬を集めている江戸最大の八幡さまで、「深川の八幡様」として親しまれています。


 

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